【痩・健・鍛】結局”プロテイン”ってどれを選べばいいの!!【わかりやすい解説】

YouTubeチャンネル、片倉岳人/ダイエットの知恵袋:投稿動画より

プロテインの”種類”をわかりやすく解説 アナタに最適なプロテインは何?

 プロテインはとはズバリ『たんぱく質』です。たんぱく質をそのまま英語読みしたものが[ Protein ]。一般的に、材料からたんぱく質だけを抽出し、粉末状にしたものがプロテインと呼ばれています。

 プロテインは牛乳などで溶かして飲む方法が一般的ですね。なかにはジュースで飲む猛者もいるようですが、味を求めるなら牛乳で飲むことをおすすめします。

 筋力トレーニングの補助食品、日常生活の栄養補給など使用用途は様々ですが、よく「ダイエットならソイプロテインがいいよ」なんて聞いたりしませんか?

<strong>Aさん</strong>
Aさん

筋トレなら断然ホエイプロテインだね!

<strong>Bさん</strong>
Bさん

ダイエットならソイプロテインがいいかも

<strong>Cさん</strong>
Cさん

寝る前ならカゼインプロテインかな

 それぞれどんな違いがあって、どんなメリットがあるのでしょう? それぞれわかりやすく解説していきます。

食べてやせる! 若返る! 病気を防ぐ! たんぱく質・プロテイン医学部教授が教える最高のとり方大全
今、健康・医療・スポーツ・美容・リハビリ・介護・ビジネスの分野で最も注目され、私たちの体づくりと生命活動のすべてを担う最重要栄養「たんぱく質」。その最新知識と効率のいいとり方を、医学部教授がくわしく解説する「1冊丸ごと・たんぱく質事典」。 ...

プロテインは種類によってメリットが異なる

 プロテインはたんぱく質です。たんぱく質はわたしたちの身体の材料になり、ひとことでたんぱく質と言ってもたくさんの種類があります。つまり動物性、植物性、何を原料にするかによって同じたんぱく質でも含まれる成分が異なるのですね。

 種類によってメリットはたくさんあり、たとえばボディビルダーのような激しい筋トレをする際はホエイプロテインが最適と言われています。他にも多くのプロテインがありますが、ではアナタはどんなプロテインを飲めばいいのでしょうか? それぞれのメリットデメリットも合わせて解説していきます。

ガッツリ筋トレしたいならコレ! ホエイプロテイン

 ホエイプロテインは牛乳が原料です。牛乳の水に溶ける水溶性たんぱく質が成分となり、ヨーグルトで例えるなら上澄みにある液体をイメージするとわかりやすいでしょう。牛乳から脂肪と固形のたんぱく質を取り除き、粉末状に加工した最もメジャーなプロテインではないでしょうか?

 牛乳が原材料ですから動物性タンパク質がとても豊富ですね。ボディビルダーの方はあたりまえのようにホエイプロテインを常飲していますが、消化が難しいとされる乳頭が含まれているため消化不良を起こす方も少なくありません(乳糖不耐)。心当たりのある方は、加工の過程で乳頭が少なくなったアイソレートのホエイプロテインを選ぶと良いでしょう。

コンセントレート(WPC)
  乳清をろ過、濃縮する製法
  最も流通し安価
  ビタミンミネラルが豊富
  乳糖が比較的多く含まれている
アイソレート(WPI)
  WPCをイオン樹脂を使いろ過。不純物を取り除く製法
  WPCより高濃度のプロテインが得られる
  乳頭の含有率が減少する
  脂質や糖質も少なくなる
  工数が多くなるため高価
加水分解(WPH)
  WPCを微生物の酵素を利用して加水分解しペプチド、もしくはアミノ酸状にする製法
  最高濃度のプロテインが得られる
  最も消化吸収に優れる
  プロテイン以外の物質はほぼ含有されない
  最も高価

 ホエイプロテインは消化が速いという特徴があり、さらに筋肉たんぱく質の必須アミノ酸として多くの割合を占める『BCAA』が豊富という特徴があります。ボディビルダーがこぞってホエイプロテインを飲むのはこういった理由からですね。

 バチバチに筋トレしたい! という方には迷わずホエイプロテインがおすすめです。

ビーレジェンド ホエイ プロテイン プリン風味 ダンベル何キロ持てる? ひびきのご褒美プリン風味 WPC 国内製造 1kg
トレーニーだけでなくアニメファンからも人気を集め、原作マンガは現在も「マンガワン」および「裏サンデー」にて連載されている筋トレアニメ、 “見るプロテイン”「ダンベル何キロ持てる?」とのマッスルコラボが実現! 理想の自分に向かって美味しいもの...

臨床栄養医学協会
 プロテインの種類に関しては こちら
環境再生保全機構
 BCAAと食材に関しては こちら

寝る前の栄養補給に! カゼインプロテイン

 カゼインプロテインは牛乳が原料です。ホエイはヨーグルトの上澄みに例えましたが、カゼインはいわばヨーグルトそのものとイメージしてください。ホエイを抽出した後に残る不溶性たんぱく質がカゼインとなります。

 ホエイプロテインと比較し消化が緩やかなため、たとえば睡眠前などに摂取すると睡眠中の栄養不足を補うことができます。また、たんぱく質がゆっくり吸収されることでたんぱく質の分解も緩やかになるという研究結果もあります。

ホエイプロテイン
  水溶性で消化が早い
  素早いたんぱく質補給に最適
カゼインプロテイン
  不溶性で消化がゆるやか
  長くたんぱく質を蓄えたい時に最適

 筋トレ休養日など、多くのたんぱく質を必要としない時に摂取してゆっくりたんぱく質を使いたいどの利用法が考えられます。また消化がゆっくりのためお腹に残りやすい = 満腹感を長く感じられるなどが期待できますね。トレーニング、減量、健康維持など幅広く活用できるプロテインと言えるでしょう。

明治 ザバス(SAVAS) カゼイン&ホエイ MPC100 ココア味 810g
●商品特長: ・「ザバス カゼイン&ホエイ MPC100 ココア味」は、牛乳の栄養を濃縮したしっかりとした味わいの粉末プロテイン。 ・たんぱく原料として、栄養価の高いMPC(ミルクプロテインコンセントレート)を100%使用しています。 カゼ...

Springer Link
 カゼインと筋肉分解に関しては こちら(英語)

健康志向のアナタに最適! ソイプロテイン

 ソイプロテインは大豆が原料です。ソイの名の通り大豆のたんぱく質を粉末状にしたものを指します。植物性たんぱくならではのメリットを得ることができますね。ソイやカゼインは、ホエイと比べて吸収が緩やかになるため素早くたんぱく質を吸収したいボディビルダーからは敬遠されがちです。

 ソイプロテインには骨粗しょう症の予防血流の改善も期待できるイソフラボンが含まれています。それぞれの特徴をよく見極めてどれを購入するかを判断しましょう。

ソイプロテインの特徴
  ホエイ、カゼインと比較して安価
  植物性たんぱく質
  イソフラボン食物繊維なども摂取できる
  消化吸収がゆっくり行われる

 イソフラボンは大豆ならではのメリットですね。さらに、イソフラボンは乳がん予防や筋委縮をストップさせるなど、トレーニングをしてない方にも大きな恩恵をもたらしてくれます。健康志向でプロテインを飲みたい! けど高いのはイヤだし筋トレするわけじゃないし――という方におすすめですね。

MAD PROTEIN(マッドプロテイン) ソイプロテイン 人工甘味料不使用 ノーフレーバー 国内加工 大豆 無添加 植物性 プロテイン (1kg)
注意事項 ・妊娠・授乳中及び薬を服用中の方は医師とご相談の上お買い求めください。 ・お体に異常を感じた場合は飲用を中止してください。 ・乳幼児の手の届かないところに保管してください。 ・開封後は密閉し、賞味期限にかかわらずお早めにお召し上が...

国立がん研究センター
 イソフラボンと乳がん発生率の関係については こちら
東京工業大学
 イソフラボンと筋委縮の関係は こちら

乳糖不耐やベジタリアンの方はこれ! ピープロテイン

 ピープロテインはえんどう豆が原料です。日本ではあまりメジャーではありませんが、海外ではアレルギーの方やベジタリアンヴィーガンの方向けプロテインとして大人気で、日本でも人気沸騰する可能性に満ちたプロテインになります。

 ソイプロテインと同じく、ピープロテインは食物繊維ビタミンミネラルなどに加えBCAAも豊富です。動物由来のプロテインがニガテという方はソイのほか、このピープロテインも狙い目かもしれませんね。

 えんどう豆は主にオリゴ糖で構成された炭水化物に、オレイン酸リノール酸など多くの栄養素を含んでいます。普段プロテインを飲み慣れている方も、ちょっとした味変や「変わり種を試したいな」と感じた時はピープロテインを思い出してください。

メジャーになる可能性を秘めたプロテイン

 ホエイやカゼイン、ソイプロテインは長く商品として販売されており、より良い味や研究開発が進んでとても美味しく飲むことができますね。その分、ピープロテインは日本に流通していくうちにどんどん味や飲みやすさが改善されていくでしょう。

 栄養面ではホエイ並に優れ、トレーニングにおいてもホエイプロテイン摂取と同様の高価が期待できるピープロテイン。今後日本に広がっていく前に、一足先に体験してみてはいかがでしょう?

ピー プロテイン SAVE ピープロテイン ナチュラル エンドウ豆プロテイン 無添加 (1kg)
●品名:SAVE ピープロテイン ナチュラル ●名称:プロテインパウダー ●原材料名:エンドウたんぱく(原産地:カナダ産:非遺伝子組み換え、中国製造) ●栄養成分(20gあたり):エネルギー 80.0kcal、タンパク質 16.5g、タンパ...

National Library of Medicine
 ホエイとピープロテインの比較については こちら(英語)
 ホエイとピープロテインの効果については こちら(英語)

プロテインを飲むなら『継続できるモノ』を選ぼう

 プロテインは食品のたんぱく質をパウダー状に濃縮させた食品です。様々な方法でたんぱく質を抽出していますが、それと同時にビタミンミネラルなどの栄養素も豊富に含まれているので健康増進にも期待できますね。

 市販されているプロテインのなかでどれを選べばいいかわからない! という方も多いでしょう。どうしても迷ってしまう場合は『飲み続けられるモノ』を選ぶのが間違いナシです。アナタはどんな理由でプロテインを飲もうと思ったのでしょう? どんなプロテインが欲しいですか?

筋肥大効果を追求したい
がおいしいものがいい
コストパフォーマンスを高くしたい
アレルギー乳糖不耐でも飲めるものが欲しい

 初めてだから色んなタイプを試したいなぁという方には『色んなプロテインが一挙に楽しめるお試しセット』があります。まずは全種類ちょこっと試して、その中でアナタが「コレだ!」と感じたプロテインをチョイスしていきましょう

日本新薬 WINZONE(ウィンゾーン)ホエイプロテイン パーフェクトチョイス お試し 10食セット(プレーン マイルドチョコ サワーストロベリー リッチバナナ 完熟マンゴーミルク 本格抹茶 ご褒美濃厚バニラ 爽快サワーパイン 濃厚リッチチョコ)国内製造 11種ビタミン 4種ミネラル
●ホエイプロテイン【お召し上がり方】1日1~3回を目安に、1袋を150mLの水に溶かしてお召し上がりください。※起床後やトレーニング前後の摂取がおすすめです。 1食で約21gのたんぱく質(BCAA 5000mgを含む)に加え、1/3日分の必...

 ベジタリアンの方はたんぱく質が多いなどを食べられないので、プロテインは貴重なタンパク源として注目されています。海外ではピープロテインが最もメジャーのようです。

 これまでプロテインについて解説してきましたが、もっとも重要なのは『普段の生活でたんぱく質を摂取する』ことです。プロテインはあくまでも栄養補助食品として活用し、普段の食事を通してアナタ自身の生活をより豊かにしていきましょう。

1ヵ月で7kg減! 医者がすすめる 奇跡のプロテインダイエット
やせたいけど、つらい食事制限はイヤ……運動もキライ……。 そんなぽっちゃりさんに朗報です! アメリカでポピュラーな「プロテインダイエット」が、 今、日本でも大ブームになっています! プロテインとは、簡単にいうとたんぱく質のこと。 たんぱく質...

コメント

タイトルとURLをコピーしました