YouTubeチャンネル、いちご一会とちぎ国体・とちぎ大会 公式チャンネル:投稿動画より
先日『いちご一会とちぎ大会』が開催され、栃木県各地で10月1日から11日まで熱戦が繰り広げられました。栃木県は惜しくも男女ともに2位という成績で、例年強豪揃いの東京都に天皇杯と皇后杯を譲った形になります。しかし各都道府県代表として戦った選手たちの汗と涙はプライスレス。順位はつけてもそこに込められた心意気は多くの人の心を動かしたでしょう。
国体の終了後、聖火を受け継いだ『第22回 全国障害者スポーツ大会』がおなじく栃木県内各地で戦いを繰り広げました。『10月29日 ~ 10月31日』までの3日間に及ぶ熱戦もまた多くの感動を生み出しましたね。
全国障害者スポーツ大会の競技一覧・内容について解説
障スポの開会式は29日、閉会式31日にいずれも『宇都宮市 カンセキスタジアムとちぎ(栃木県総合運動公園陸上競技場)』で行われ、7つの個人競技、7つの団体競技、3つのオープン競技が行われます。それぞれ解説していきますが、その前に障害者スポーツならではの規定を紹介していきます。
どんな人が出場できるの?
全国障がい者スポーツ大会においては、以下3つの条件すべてを満たしていることが条件となります。
① 4月1日時点で13歳以上
② 身体障害者は法律により
身体障害者手帳を交付された者
知的障害者は厚生事務次官通知により
療養手帳を交付された者
精神障害者は法律により
精神障害者保健福祉手帳を交付された者
③ 申込み時、参加する都道府県、指定都市に
現住所(住民票有)をもつ
身体障害者は『身体障害者福祉法 第15条』。精神障害者は『精神保健及び精神障害者福祉に関する法律 第45条』によりそれぞれ手帳を交付されます。知的障害者は厚生労働省が交付する療養手帳を交付された方が参加資格を得ます。それぞれの手帳や法については下記リンクをご参照ください。
パラリンピックは世界各地の選手が集まるためクラス分けという概念を用いますが、障スポでは国内独自のシステムで区分をつくります。スポーツによっては障害の程度に合わせたハンディキャップも用意され、公正公平な競技が行えるよう工夫されています。なお、視覚障害や聴覚障害は『身体障害者』の等級に含まれています。
身体障害者
39歳以下 = 1部
40歳以上 = 2部
知的障害者
少年 = 19歳以下
青年 = 20 ~ 35歳
壮年 = 36歳以上
精神障害者
区分なし
・公益財団法人 日本パラスポーツ協会(JPSA)
全国障害者スポーツ大会の規則要項は こちら
e-Gov法令検索
身体障害者福祉法全文は こちら
精神保健及び精神障害者福祉に関する法律全文は こちら
厚生労働省
療養手帳制度については こちら
内部リンク
パラリンピックの“クラス分け“については こちら
実地競技一覧
『第22回 全国障害者スポーツ大会』の全競技を紹介します。どの競技も基本的に28日を公式練習日とし3日間いっぱいまで競技を行いますが、一部例外があります。なお、障害の種類により参加できる競技も異なるため概要欄にわかりやすい略称を用いて紹介していきます。
身体障害
→ 身
知的障害
→ 知
精神障害
→ 精
個人競技
陸上競技(身・知)
水泳(身・知)
アーチェリー(身)
卓球(身・知・精)
フライングディスク(身・知)
ボッチャ(身)
ボウリング(知)
団体競技
バスケットボール(知)
車いすバスケットボール(身)
ソフトボール(知)
グランドソフトボール(身)
バレーボール(身・知・精)
サッカー(知)
フットソフトボール(知的)
オープン競技
卓球バレー(身・知・精)
車いすダンス(身)
スポーツウエルネス吹矢(身)
ボッチャなどは有名ですが、グランドソフトボールなどはどうでしょう? アナタはこの競技をご存知でしょうか? いったいどのようなスポーツなのか順番に解説していきましょう。
全個人競技を解説
全7つの個人競技を解説します。陸上、水泳、道具を使った競技まで幅広く行われ、ボッチャは最近行われた『東京パラリンピック』で有名になりましたね。今大会においても正式競技として行われ熱い戦いを繰り広げるでしょう。
陸上競技
YouTubeチャンネル、公益財団法人 日本パラスポーツ協会:投稿動画より
身体、知的障害者が出場する競技です。競技場は『宇都宮市 カンセキスタジアムとちぎ(栃木県総合運動公園陸上競技場)』で、短距離から長距離、跳躍に投擲などありとあらゆる種目が用意されています。緑文字で表記した競技はさらに詳しく紹介します。
競争
50m
100m
400m
800m
1500m
4 × 100mリレー
スラローム
跳躍
立ち幅跳び
走り幅跳び
走り高跳び
投擲
ソフトボール投げ
砲丸投げ
ジャベリックスロー
ビーンバッグ投げ
YouTubeチャンネル、ナオトChannel:投稿動画より
スラロームは『車いす用の30m障害物走』です。直走路上に赤白の旗があり、それを回りながらゴールへたどり着くタイムを競います。繊細な操作、細かい切り返しなど精密性が試される競技ですね。
YouTubeチャンネル、smart throwers:投稿動画より
ジャベリックスローは『やり投げ』の障害者スポーツ版で、やりより短い羽のついた棒を投げる競技になります。実際にやり投げの練習で用いられるので陸上競技者はご存知かもしれません。また、プロ野球選手の山本由伸投手がジャベリックスローを用いた練習を取り入れたことから、一部野球経験者の間でも広まっています。
YouTubeチャンネル、山根昂也:投稿動画より
ビーンバッグ投げについては、重度の身体障害者が車いす上から小豆などが入った『重さ150g、12cm四方』の袋を投擲します。投擲競技ではありますが、選手により足に載せ蹴り飛ばすなど投げ方の自由度は高いです。
・いちご一会とちぎ国体
競技説明は こちら
水泳
YouTubeチャンネル、しがスポーツナビ!:投稿動画より
身体、知的障害者が出場する競技です。競技場は『宇都宮市 日環アリーナ栃木屋内水泳場(栃木県総合運動公園屋内水泳場)』で、各種泳法にリレーまで行われます。
泳法
平泳ぎ
背泳ぎ
バタフライ
自由形
距離
25m
50m
4 × 50mメドレーリレー
予定表を見ると分単位で計画されているようです。選手たちは厳しいスケジュールのなか競技に挑むことになるのでしょう。競技は水中からのスタート、光でスタートの合図を知らせる、壁への激突を防ぐタッピング棒、さらに浮き具の使用が認められるなど、障害の種類や程度により様々な工夫が施されています。水中という冷たい舞台でも、選手たちの熱い戦いに要注目ですね。
・いちご一会とちぎ国体
競技説明は こちら
アーチェリー
YouTubeチャンネル、石川県障害者スポーツ協会公式チャンネル:投稿動画より
身体障害者が出場する競技です。競技場は『那須烏山市 緑地運動公園多目的競技場』で、弓の形状により2部門が用意されています。1エンドごとに3本の矢を放ち、12エンドを1ラウンド、2ラウンド合計72射による得点を競います。
部門
リカーブ
弓の”しなり”で矢を飛ばす
コンパウンド
滑車で弦の威力を増大させる
種目
50m・30mラウンド
30mダブルラウンド
リカーブは日本の弓と同じ原理で矢を射出します。コンパウンドは弓上下に滑車が付加されており、弦の威力が強化されます。リカーブと比較し引く力が少なくて済む等メリットがありますが、様々な道具が付加されてるので扱いが難しい点があります。
腕に重度の障害をもつ選手は口で弓を引くことも可能で、弓をセットする際介助者が手伝うシーンも見られます。
・いちご一会とちぎ国体
競技説明は こちら
卓球
Youtubeチャンネル、浦田雄嗣:投稿動画より
身体障害、知的障害、精神障害者が出場する競技です。競技場は『鹿沼市 TKCいちごアリーナ(鹿沼総合体育館)』で、卓球のほか視界をアイマスクで遮断する『サウンドテーブルテニス』も実施されます。
種目
卓球
サウンドテーブルテニス
車いすでの卓球、手に障害をもつ選手は手の甲に球を乗せサーブしたり、杖を利用してプレイしたりなど、障害の種類や程度によりルールが緩和されています。サウンドテーブルテニス(STT)は『音だけを頼りに行う卓球』です。球はテーブルに置き、そのまま打ち転がしてネットの下を通す競技になっています。
サービス側が「いきます!」と声をかけ、相手が「はい!」と答えてゲーム開始。球には金属球が入っており、その音を頼りに木製のラケット(ラバーなし)でラリーをくりかえします。球を相手テーブルの隅に到達すれば得点となります。
・いちご一会とちぎ国体
競技説明は こちら
フライングディスク
YouTubeチャンネル、tointownmie:投稿動画より
身体障害、知的障害者が出場する競技です。競技場は『栃木市 総合運動公園陸上競技場』で、樹脂製のディスクを利用し2種目が実施されます。
種目
アキュラシー
5m級
7m級
→ 投擲の”正確さ“を競う
ディスタンス
立位
座位
→ 投擲の”距離“を競う
アキュラシーは5m、または7m離れた距離にある直径91.5cmの円に10投し、そこを通過した数を競います。ディスタンスは純粋な投擲距離を競う競技で、男女別にわかれ各自3投、それらのうち最も遠くに飛んだ距離を記録として競う種目です。
・いちご一会とちぎ国体
競技説明は こちら
ボッチャ
YouTubeチャンネル、machihito:投稿動画より
身体障害者が出場する競技です。競技場は『那須塩原市 三和住宅にしなすのスポーツプラザ(にしなすの運動公園)体育館』で、はじめに設置される白いジャックボール(目標球)を目指し投擲するカーリングに似たスポーツになります。個人戦ですが、全国障害者スポーツ大会における特別ルールとして、ボッチャは2人1チームで戦いに挑みます。
チーム戦
座位 1名
立位 1名
※ 男女の区別なし
ボールを投擲できない選手は『ランプ』と呼ばれる専用器具を用いて転がすことができます。実は足でボールを蹴り出すことも可能です。両選手6球の持ち玉が用意され、ジャックボールは先攻の選手が投擲します。すべて投擲し終えたら1エンド終了。選手を交代しもう1エンドを行い、2エンド分の総合点を競うルールです。どちらが先に投擲するかはチームの判断に委ねられます。
戦略性が非常に高く、あえてジャックボールを突き飛ばしたり、ときにはボールの上にボールを乗せるなど観客を湧かすプレイも見られます。精密な操作性と集中力がモノを言うスポーツなのですね。
・いちご一会とちぎ国体
競技説明は こちら
ボウリング
YouTubeチャンネル、ゆっきーチャンネル:投稿動画より
知的障害者が出場する競技です。競技場は『足利市 足利スターレーン』で、以下の区別のもと一般的なボウリングと同じルールで競技されます。
区分
男女別
知的障害者における年齢区分別
19歳以下
20~35歳
36歳以上
デュアルレーン方式
ハンディキャップは一切用意されず、健常者と同じルールでボウリング競技を行うことになります。1フレームあたり2回の投擲、10フレームで1ゲーム、トータル4ゲーム分のスコアを競います。
・いちご一会とちぎ国体
競技説明は こちら
全団体競技を解説
全7つの団体競技を解説します。東京パラリンピックで有名になった車いすバスケットボールをはじめ、障害者スポーツならではのユニークな競技が用意されています。なお、個人競技の出場枠は年度ごとに主催者が決定しますが、団体競技の出場枠は『公益財団法人 日本パラスポーツ協会(JPSA)』によりあらかじめ規定されています。
・身体障害者
車いすバスケットボール
12名以内
グランドソフトボール
15名以内
バレーボール(身)
12名以内(男女共)
・知的障害者
バスケットボール
12名以内(男女共)
バレーボール
12名以内(男女共)
ソフトボール
15名以内
サッカー
16名以内
フットソフトボール
15名以内
・精神障害者
バレーボール
12名以内
バスケットボール
YouTubeチャンネル、宇都宮市役所:投稿動画より
知的障害者が出場する競技です。競技場は『宇都宮市 日環アリーナ栃木メインアリーナ(栃木県総合運動公園メインアリーナ)』で、一般のバスケットボールと同じルールで男女別に実施されます。
バスケットの基本ルール
5人制
10分4ピリオド
健常者と変わらないルールで競技を行います。時間やコートの広さはもちろん、トラベリングやファールなどのルール変更もありませんので、健常者にとってもわかりやすく楽しめる競技ではないでしょうか?
・いちご一会とちぎ国体
競技説明は こちら
車いすバスケットボール
YouTubeチャンネル、HINOTORI TIMES:投稿動画より
身体障害者が出場する競技です。競技場は『小山市 栃木県立県南体育館』で、車いすに乗車した上で行うバスケットボールになります。男女混合の編成で、バスケットボールとの差異は以下の2点です。
・ダブルドリブルが無い
・ボールを保持しながら
車いすを3回連続で押すと”トラベルング“
→ 車いすを2回押したらドリブルしなければならない
※ 選手1名あたりの持ち点
重 <= 1.0 ~ 4.5 => 軽
女性選手
1名につき -1.5点(最大2名まで)
→ 合計”14点以下“になるようメンバーを調整する
選手の障害程度により『持ち点』が課せられています。これにより監督は出場させる選手のスタミナ配分やシフトなどを考える戦略性が課せられます。
選手たちは車輪が『八』の字になった競技用車いすに乗り素早いターンを可能にしています。接触や急旋回も多く、コートにはゴムが焦げたニオイがするほど激しい動きが展開されていきます。
・いちご一会とちぎ国体
競技説明は こちら
ソフトボール
YouTubeチャンネル、パラスポーツスタートガイド:投稿動画より
知的障害者が出場する競技です。競技場は『大田原市 美原公園野球場・第2球場』で、男女混合チームでの競技になります。ルールは一般のソフトボールと同じ、フィールドは女子ソフトボールの規格に準じていますが、一部ルールに変更が施されています。
主なルール変更
振り逃げ・パスボールは不適用
盗塁の禁止(アウトになる)
※ スクイズもアウト
競技は5回表裏まで、同点の場合は延長2回まで行い、とちぎ大会では決勝戦のみ勝敗が決まるまで延長されます。
・いちご一会とちぎ国体
競技説明は こちら
グランドソフトボール
YouTubeチャンネル、東京閏人ch〜うるうとチャンネル!〜:投稿動画より
身体障害者が出場する競技です。競技場は『宇都宮市 屋板運動場運動広場』で、男女混合チームでの競技になります。視覚障害者ができるようにとソフトボールをもとに開発された競技です。
主なルール
1チーム10人編成
全盲選手が必ず4人出場する(投手は必ず全盲選手)
使用球はハンドボール
全塁守備用と走塁用のベースが用意されている
全盲選手が打球をキャッチしたらアウトになる
守備は投手にボールを返し走塁を中断させられる(停止球)
ピッチャーはキャッチャーが手を叩いてストライクゾーンを教え投球し、バッターは転がる球を打ちます。以外にもフライになることが多く、破壊的な打撃音を聞けるのも魅力のひとつですね。
いちばんの特徴として、全盲選手が打球をキャッチしたら問答無用でアウトになることが挙げられますね。そのため、相手の打撃傾向を分析し全盲選手の守備位置を配置する戦略性も備えています。なかなかユニークかつ奥深いスポーツなので、詳細はぜひ『全日本グランドソフトボール連盟』のホームページをチェックしてみてください。
バレーボール
YouTubeチャンネル、都立大Channel:投稿動画より
身体障害、知的障害、精神障害者が出場する競技です。競技場は以下の3施設で、それぞれの障害ごとにチームを組み競技を行います。
試合会場
宇都宮市 清原体育館
宇都宮市 宇都宮市体育館
佐野市 アリーナたぬま
区分
身体障害
男女別
ネットの高さ
男子:2.43m
女子:2.24m
知的障害
男女別
ネットの高さ
男子:2.30m
女子:2.15m
精神障害
男女混合(常時1人以上、女性選手が出場する)
ネットの高さ
2.24m
ボールはソフトバレー用のボール
2セット先取で行われ、聴覚障害の方向けに審判は大きなジェスチャーやネットを揺らすなどで合図を行います。
・いちご一会とちぎ国体
競技説明は こちら
サッカー
YouTubeチャンネル、横浜F・マリノス | Yokohama F.Marinos:投稿動画より
知的障害者が出場する競技です。競技場は『真岡市 総合運動公園陸上競技場・運動広場1』で、一般のサッカーとほぼ同じルールで行われます。
主なルール変更
男女区分なし
前後半30分(ハーフタイム10分)
選手交代5名以下
男女の区分はありませんが、本大会で行われるのは男子だけ出場しているようです。短い時間だからこそより集中して激しいプレーができる。選手たちの熱い戦いが楽しみですね。
・いちご一会とちぎ国体
競技説明は こちら
フットソフトボール
YouTubeチャンネル、清流国体岩手:投稿動画より
知的障害者が出場する競技です。競技場は以下の2施設で、ソフトボールのルールをもとに開発されました。いわゆる『キックベースボール』とは似て非なる競技です。あと『フットベースボール』とも微妙に違いますね
競技場
足利市 ジェットブラックフラワーズスタジアム(総合運動場 硬式野球場)
足利市 エコアールグリーン球場(総合運動場 軟式野球場)
特徴
男女区分なし
1チーム9人制
使用球はサッカーボール
投手が股下から”両手”で投球する
”停止球“の概念
7回戦、延長はさらに2回
フットソフトボールには『停止球』という独自ルールが存在します。グランドソフトボールでもありましたね。ピッチャーがポジション周辺に描かれたサークル内部にいてボールを保持している場合、ランナーは塁を離れることができません。走塁中に停止球が適応された場合、ランナーは元いた塁に戻ることになり、守備側チームにとってはこれが重要な役割を果たします。
停止球とは?
① 投手がボールを保持
② 周辺に描かれたサークル内部に居る
→ 走者は塁から離れられない
打球が放たれた時、ランナーは次の塁を狙って走りますよね? しかし停止球ルールがあるため、守備側はボールを素早くピッチャーに返すことで進塁を防ぐことができます。外野まで転がったボールを戻す時、ホーム突入を防ぐ手段として有効ですね。
・いちご一会とちぎ国体
競技説明は こちら
全オープン競技を解説
全3つのオープン競技を解説します。正式競技ではありませんが、障害者スポーツ普及の観点から有用と認められた競技です。どれも個性豊かなスポーツなので、ぜひ競技場に足を運んでいただきたいですね。
卓球バレー
YouTubeチャンネル、日本卓球バレー連盟:投稿動画より
身体障害、知的障害、精神障害者が出場する競技です。競技場は『宇都宮市 とちぎ福祉プラザ 障害者スポーツセンター(わかくさアリーナ)』で、バレーボールのルールをもとに考案されました。
卓球用テーブルを用い、1チーム6名の選手たちがテーブルを囲んで卓球ボールを撃ち合います。ラケットは木製で、小さな羽子板状のような形をしています。バレーボールと同じく3打位内で返し、それができなかった場合失点となります。
卓球バレーの競技自体は10月2日に終了しています。ページ下部のリンクから競技結果サイトへ移動できるので、興味がある方はチェックしてみてください。
・いちご一会とちぎ国体
競技説明は こちら
車いすダンス
YouTubeチャンネル、新潟文化物語:投稿動画より
身体障害者が出場する競技です。競技場は『栃木市 関東ホーチキにしかた体育館(栃木市西方総合文化体育館)』で、10月30日に予定されています。
構成
車いす:1名
ウィルチェア・ドライバー
立ち役:1名
スタンディング・パートナー
車いすと立ち役がペアを組み社交ダンス(ボールルームダンス)を行います。ダンス方法については下記リンクに詳細が記されています。
スポーツウエルネス吹矢
YouTubeチャンネル、(一社)日本スポーツウエルネス吹矢協会:投稿動画より
身体障害者が出場する競技です。競技場は『さくら市 氏家体育館』で、10月29日に予定されています。
部門
座位
座位片マヒ
立位
立位片マヒ
1ラウンド3分。時間内に5本の矢を吹き合計点を競います。的の中心に近い順から『7 >> 5 >> 3 >> 1』と点数が設定され、より高い点数を目指す競技です。
・いちご一会とちぎ国体
競技説明は こちら
競技結果は速報でチェック!
残念ながら、いちご一会とちぎ国体のライブ配信をしていた『国体チャンネル』では障スポの配信は行われません。全国障害者スポーツ大会の記録、速報に関してはとちぎ国体の事務局が運営する速報でチェックしましょう。
10月22日時点で競技が終了したのはオープン競技の『卓球バレー』のみですが、これも下記サイトでチェックできます。
・いちご一会とちぎ国体
試合速報、結果、お知らせは こちら
10月28日には公式練習がはじまります。栃木県に全国のスポーツマンが集まり、3日間にわたり熱戦を繰り広げるでしょう。アナタの好きなスポーツはなんですか? これらの競技のなかで興味をもったスポーツはありますか? もし機会があれば、ちょっと競技場に足を運んでみてはいかがでしょう?
障害に負けない選手たちの戦いが楽しみですね。
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