北京2022オリンピック競技大会 の競技案内 メダル獲得者は?
北京冬季オリンピックは2022年2月4日 ~ 2月20日までの17日間、中国・北京で行われる24回目の冬季大会です。オリンピックでは7競技109種目が以下の地域で行われます。
今回は北京で開催されるオリンピック・パラリンピックの競技をすべて紹介します。今回は前半として『北京オリンピック』の競技を取り上げましょう。後半『北京パラリンピック』の競技案内は以下のリンクからどうぞ。
内部リンク
北京パラリンピック競技一覧は こちら
また、2020年2月21日現在、最終的なメダル獲得者・入賞者情報を更新完了しました。できればメダル獲得者だけでなく、入賞者にもスポットライトが当たってくれれば良いなと思います。各選手のプロフィールも紹介していますのでぜひ見ていってください。
北京オリンピックの競技を一挙紹介 競技内容も網羅的に解説
オリンピック冬季大会は基本の7競技が正式競技として扱われます。それから種目として男女や階級制など109の種目が用意されています。
・スケート競技
ショートトラック
スピードスケート
フィギュアスケート
・スキー競技
アルペンスキー
クロスカントリー
スキージャンプ
スノーボード
ノルディック複合
フリースタイルスキー
・カーリング
・アイスホッケー
・リュージュ
・ボブスレー & スケルトン
・バイアスロン
では、次はそれぞれの競技についてわかりやすく解説していきます。
スケート競技
冬のスポーツと言えば真っ先に思いつくのがこのスケート競技でしょう。冬季オリンピックでは以下の3種目が行われます。順番に紹介していきましょう。
ショートトラック
複数の選手がスケート場を周回し順位を競う競技です。めまぐるしい順位の入れ替わり、コースの奪い合いも激しいスリリングな競技ですね。最も重要なのが、このスポーツはタイムではなく順位によって勝ち抜けが決定すること。つまり、他の競技者が早くゴールしても、自分は上位さえキープしていれば良いのです。このルールが選手間の駆け引きをよりアツくさせているのですね。
競技は男女で『500m・1000m・1500m・5000mリレー』を、さらに男女2名ずつが協力する『2000mリレー』が用意されています。おおまかなルールは以下の通りです。
・競技場は60×30メートル
1周111.12メートルを反時計回りで周回
・一部競技以外は予選6人
準決勝以上は4人で勝ち抜き戦を行なう
・混合リレーの順番、交代回数、距離は自由
ただしアンカーは1人で2周走行する
メダル獲得・入賞者
メダル獲得は叶いませんでしたが、ショートトラック競技においては『男子5000mリレー』において『吉永一貴・菊池耕太・宮田将吾・小池克典』選手らが8位入賞、『女子1500m』では『菊池純礼』選手が8位入賞を果たしました。
YouTubeチャンネル、日本スケート連盟 /Japan Skating Federation:投稿動画より
スピードスケート
1周400メートルのリンクを速いタイムで走り抜ける競技です。スタートダッシュとトップスピードの維持が求められ、コーナーでいかに減速を抑えるかがポイントとなります。長距離においては的確なペース配分と粘り強い体力、消耗しないスケーティング能力が問われますね。
競技は男女で『500m・1000m・1500m・5000m・10000m・マススタート・団体追い抜き(チームパシュート)』と多用な種目が用意されています。おおまかなルールは以下の通りです。
・個人種目は2人1組でスタート
それぞれのタイムを競い決勝へ進む
・途中で交差する区間があり
アウト → インの滑走者が常に優先される
・相手を妨害した、接触したと判断されたものは失格
・マススタートは16人が一斉にスタート
16周滑走しポイント争奪戦を行なう
・4周ごとに『1位 = 3点:2位 = 2点:3位 = 1点』
ゴール時『1位 = 60点:2位 = 40点:3位 = 20点
4位 = 10点:5位 = 6点:6位 = 3点』
・最終的なポイントが同じ場合、タイムで競う
・団体追い抜き戦は3人1組
男子は8周、女子は6周滑走する
・3人目の選手がゴールした瞬間のタイムを競う
メダル獲得・入賞者
スピードスケート競技では『高木美帆』選手が『女子1000m金メダル・500m、1500銀メダル』という大車輪の活躍、さらに『チームパシュート』はメンバーの『髙木菜那・佐藤綾乃』選手らと共に銀メダルを獲得しています。また『男子500m』で『森重航』選手が銅メダルを獲得しています。
ほか『女子1500m』で『佐藤綾乃』選手が4位入賞。『女子3000m』で『高木美帆』選手が6位入賞。『男子マススタート』で『土屋良輔』選手が6位、『一戸誠太郎』選手が8位入賞。『女子マススタート』で『佐藤綾乃』選手が8位入賞。
『男子500m』で『村上右磨』選手、『女子1500m』で『髙木菜那』選手、『女子5000m』で『押切美沙紀』選手が8位入賞を果たしています。
YouTubeチャンネル、応援チャンネル:投稿動画より
フィギュアスケート
スケート競技の中で唯一“得点“で順位を競う競技です。それぞれ決められた『ショート・フリー』のプログラムを音楽に合わせ演技し、ジャッジにより採点され総合得点を競います。ジャンプやスピン、巧みなステップのみならず、音楽との親和性や選手の表情なども考慮されています。
競技は合わせて『男子シングル・女子シングル・ペア・アイスダンス・団体戦』が行われます。おおまかなルールは以下の通りです。
・ショートプログラムは予選としての役割を果たす
得点上位者のみフリープログラムに勝ち上がる
・決勝はショート、フリーで得た合計得点を競う
・ジャンプ、スピンなど技術により基礎点が設定
それら技の良さ、完成度などで出来栄え(GOC)点が加算
・ペア、アイスダンス独自の技も存在する
・アイスダンスはジャンプや
パートナーを頭より高い位置に上げる
肩に乗せるなどの行為ができない
メダル獲得・入賞者
フィギュアスケート競技では『男子シングル』で『鍵山優真』選手が銀メダルを、そして『宇野昌磨』選手と『女子シングル』の『坂本花織』選手がそれぞれ銅メダルを獲得しています。さらに『団体競技』において日本が銅メダルを獲得しています。
また『男子シングル』では『羽生結弦』選手が4位入賞、『女子シングル』では『樋口新葉』選手が5位入賞。『ペア』では『三浦璃来・木原龍一』選手が7位入賞を果たしています。
羽生選手は残念ながらメダル獲得を達成できませんでしたが、4回転アクセルに挑戦する姿は多くの方に感動を与えたと思います。彼の魅力があるからこそでしょう。団体出場者全員のリンクを貼るとけっこうかさばってしまうので、ぜひ『日本オリンピック委員会』の公式サイトにて各選手のプロフィールを確認してみてください。
YouTubeチャンネル、tvasahi:投稿動画より
スキー競技
スケートと並んで冬のスポーツのイメージがあるスキー競技。雪上競技に恥じない種目がたくさん用意されていますね。ではどんどん紹介していきましょう。
アルペンスキー
設置された旗門を通過しゴールまでのタイムを争う競技です。種目により時速100キロを超えるスピードにも至り、100分の1秒を争うアツい競技性が魅力でしょう。
競技はコースの長さ、旗門の種類、ターンの大きさなどで男女の『ダウンヒル・スーパーG・ジャイアントスラローム・スラローム』と『アルペン複合』に分けられています。おおまかなルールは以下の通りです。
・ダウンヒル、スーパーGは1回の滑走
ジャイアントスラローム、スラロームは2回の滑走を行なう
・1回目の滑走で完走できない、失格になった選手は
次のコースに進めない
・両コースの合計タイムで勝敗を決める
・アルペン複合は男女2名のチーム
別チームと1対1で同じコースを競い合う
・上記とは別コースで
ダウンヒル、スラロームを1本ずつ行なう
YouTubeチャンネル、J SPORTS:投稿動画より
クロスカントリー
トレッキングポール(ストック)を用いて自力で雪道を走り抜ける競技です。滑走要素は少なめですが、その分体力配分、戦略や精神力、スケーティング技術が要求されます。
競技は男女で距離が異なります。
男子
・15クラシカル
・15km×15km スキーアスロン
・スプリントフリー
・団体スプリントクラシカル
・4×10km リレー
・50km マススタートフリー
女子
・10kmクラシカル
・7.5km×7.5km スキーアスロン
・スプリントフリー
・団体スプリントクラシカル
・4×5km リレー
・30km マススタートフリー
おおまかなルールは以下の通りです。
・クラシカル(クラシック)はスキー板を”八“の字にして
雪面を蹴って進む方法を用いると失格となる
あくまで”滑走“が求められる
・スキーアスロンは前半をクラシック方式
後半はスキー板を取り替えフリー走法で滑走する
・フリーは制限なくスケートのように滑走可能
・マススタートとは
出場者全員が一斉にスタートする方法を指す
YouTubeチャンネル、SapporoPRD:投稿動画より
スキージャンプ
いかに遠くへ、いかに美しく飛ぶことができるかを競う競技です。飛行距離と空中でのフォームや着地の姿勢を見る飛型点の合計点で順位が決められます。距離だけじゃないんですね。
競技はジャンプ台の大きさ、K点までの距離などにより『男女ノーマルヒル個人・男子ラージヒル個人・男子団体・混合団体』が行われます。おおまかなルールは以下の通りです。
・飛距離点はジャンプ台の”K点“を基準にする
K点までを60点基準とし
1メートルにつき定められた点数が増減される
・風速、風向きなどで加点減点が加味される
・飛型点は5人の審判により採点
動作の正確性、完成度、安全性及び印象から採点
・5人中最低点、最高点の審判を除いた
3人の審判が下した点数が合計される
・団体戦は4名1チームで行なう
メダル獲得・入賞者
スキージャンプ競技では『小林陵侑』選手が『男子個人ノーマルヒル金メダル、男子個人ラージヒル銀メダル』を獲得しました。
『女子ノーマルヒル個人』で『髙梨沙羅』選手、『混合団体』で『小林陵侑・佐藤幸椰・髙梨沙羅・伊藤有希』選手らがそれぞれ4位入賞。さらに『男子ラージヒル団体』でも『小林陵侑・中村直幹・佐藤幸椰・小林潤志郎』選手らが5位入賞を果たしています。
YouTubeチャンネル、NNS:投稿動画より
スノーボード
雪上を滑走しながら様々なトリックを決めたり、レースを行なう競技です。技を競い合う競技では技の難易度や正確さが求められ、スピード競技ではムダの無い滑りが求められます。長野オリンピックから正式競技となりました。
競技は得点競技、スピード競技に分かれます。
・得点競技
スロープスタイル
ハーフパイプ
ビッグエア
・スピード競技
スノーボードクロス
パラレル・ジャイアントスラローム
おおまかなルールは以下の通りです。
・得点競技は審判員が
難易度、完成度、技術の高さ、着地などを評価する
・スノーボードクロスは混合団体競技も行われる
・パラレルジャイアントスラロームは
1対1のスピード勝負
メダル獲得・入賞者
スノーボード競技では『男子ハーフパイプ』で『平野歩夢』が金メダルを獲得しました。人類史上最高難易度のルーティーンを2度も滑りきった姿は多くの人々に感動を与えてくれましたね。また『女子ハーフパイプ』で『冨田せな』選手が、『女子ビッグエア』では『村瀬心椛』選手がそれぞれ銅メダルを獲得しています。
さらに『男子ビッグエア』で『國武大晃』選手、『女子ビッグエア』で『岩渕麗楽』選手がそれぞれ4位入賞。『女子ハーフパイプ』の『冨田るき』選手と『女子スロープスタイル』の『岩渕麗楽』選手がそれぞれ5位入賞。そして『男子スロープスタイル』では『濵田海人』選手が8位入賞を果たしています。
YouTubeチャンネル、J SPORTS:投稿動画より
ノルディック複合
『スキージャンプ + クロスカントリー』両種目を行い成績によって順位を争う競技です。それぞれ必要な力や技術が異なり、片方だけ強くても優勝することが難しいのが最大の特徴となります。ヨーロッパにおいてこの競技は高く評価され、この種目の王者には『King of Ski』という称号を与えられるようです。
競技は『個人戦・団体戦』に分かれ男子のみが行われます。女子に関しては、冬季オリンピックで正式競技になったことがありませんが、いくつかの大会では女子の競技も行われています。今後オリンピック正式競技として選ばれるか要注目ですね。おおまかなルールは以下の通りです。
・ノルディック複合の場合、スキージャンプを
スペシャルジャンプと呼ぶ
・個人戦では1回のジャンプを行い、得点差により
クロスカントリーのスタートタイム差を設定する
・クロスカントリーは1周2.5キロを4周走り
ゴールした順番が最終的な成績となる
・団体戦は4人1チーム
・ジャンプ、クロスカントリーとも
4人の合計タイム(得点)で競われる
・クロスカントリーは4人によるリレー方式
1人2.5キロを4人で走る
・個人戦と団体戦ではジャンプの飛距離点の扱いが異なる
個人戦:15点差 = 1分
団体戦:45点差 = 1分
メダル獲得・入賞者
ノルディック複合競技では『ラージヒル個人』において『渡部暁斗』選手が銅メダル、さらに『ラージヒル団体』においても『渡辺暁斗・山本涼太・渡部善斗・永井秀昭』選手らが銅メダルを獲得しました。これは94年(リレハンメル大会)以来28年ぶりの表彰台となります。
また『渡部暁斗』選手は『ノーマルヒル個人』でも7位入賞を果たしています。
YouTubeチャンネル、Hassie Howell:投稿動画より
フリースタイルスキー
スキーで滑りながら設置された障害物を利用し様々なトリックを決め、総合得点を競い合う競技です。それぞれの種目で求められる要素が異なり、もはやそれぞれ1つの競技として見られる面白さがあります。上記で解説したスノーボードと似たような要素が多分に含まれています。紹介する動画はスキークロスですが、あまりにも衝撃的ゴールすぎてしばらく笑いが止まりませんでした。
種目は男女の『モーグル・スロープスタイル・ハーフパイプ・エアリアル・ビッグエア・スキークロス』と『エアリアル混合団体』が用意されています。主なルールは以下の通りです。
・モーグルはコブが設けられた坂に2つのジャンプ台が設置され
ターン、エア、タイムの要素を採点する
・スロープスタイルは1キロ弱の斜面に設置された
スロープ、ジャンプ台、ボックスなどを利用する
・モーグル以外の種目に関して
タイムは得点に影響されない
・エアリアルはほぼ直角になるジャンプ台で高く飛び上がり
空中での演技を競う
・混合団体では男女各1名以上、3人1組のチーム
得点方式はエアリアルと同一
・ビッグエアはエアリアルの規模が更に大きくなる
・スキークロスは4人同時にレースを行い
唯一純粋なタイムを競う種目
メダル獲得・入賞者
フリースタイルスキー競技では『男子モーグル』で『堀島行真』選手が銅メダルを獲得しました。さらに『女子モーグル』では『川村あんり』選手が5位入賞。『男子モーグル』で『原大智』選手が7位入賞を果たしています。
YouTubeチャンネル、ちゃんねるスポーツ:投稿動画
カーリング
ストーンを滑らせ、約40メートル先に設置された円(ハウス)の中に留め、合計点を競う競技です。長野オリンピックから正式種目となり、日本でも『もぐもぐタイム』でおなじみですね。別名『氷上のチェス』と言われる戦術性が高いスポーツでもあります。
競技は『男子・女子・混合ダブルス』が用意されています。4人もしくは5人1組のチームを構成し、投擲順番やそれぞれのポジションを入れ替えながら競技を行います。
・スウィーパー
アイスリンクを磨きストーンのすべりを良くする
リンクを磨く → ブレーキがかかりにくくなる
リンクを磨かない → ストーンの回転により曲がりやすくなる
・スキップ
ハウス近くで指示を出す司令塔となる
・バイス、スキップ
スキップの投擲時に代わりにスキップの役割を行なう選手
・リザーブ
補欠員。出場選手がケガなどの理由で
プレー続行不可となった場合出場
・混合ダブルスルールでは男女1名ずつのチームで行い
ストーンは1エンドごとに6投
うち1つは指定の位置に置かれる
ストーンを相手チームと交互に投げ、1人2回合計16回投げると1エンドが終了、これを10回繰り返します。実は将棋などと同じようにそれぞれのチームの持ち時間(38分)があります。
1エンドごとに得点の集計が行われ、より中心に近い色だけがポイントとなります。つまり中心から数えて『黄→黄→青→黄』の順番にあった場合、黄色チームに2点入ることになります。
メダル獲得・入賞者
カーリング競技では『女子団体戦』競技で『藤澤五月・吉田知那美・鈴木夕湖・吉田夕梨花・石崎琴美』選手らが銀メダルを獲得しました。同チームは『ロコ・ソラーレ(Loco Solare)』という名前でも有名ですが、ロコ・ソラーレ公式サイトを参照すると以下のような意味が込められているようです。
チーム名の「ロコ・ソラーレ」は「ローカル」と「常呂っ子」から「ロコ」、イタリア語で太陽を意味する「ソラーレ」に由来します。地元常呂から太陽のように輝きを持ったチームになるよう、「太陽の常呂っ子」という意味を込めて名付けられました。
ロコ・ソラーレ:公式サイトより
2018年8月より一般社団法人化したロコ・ソラーレは、現在育成チームの『ロコ・ステラ』と共に日本カーリング界を牽引しています。北京オリンピックの銀メダルをきっかけに、カーリングはますます注目を集めていくでしょう。今後の活躍に期待がかかりますね!
YouTubeチャンネル、ワールドマイナースポーツ:投稿動画より
アイスホッケー
サッカーやバスケットなどと同じイメージのゴール競技です。別名『氷上の格闘技』とまで呼ばれるほど激しいスポーツで、男性は相手に身体的接触(チェック行為)が許されています。また1秒ごとに攻防が入れ替わる熱いスポーツでもあり、最初から最後までクライマックスなせめぎ合いが続くのも魅力のひとつでしょう。
北京オリンピックでは男女共に、グループから3チーム勝ち抜き決勝ラウンドへ進む方式で、それぞれ以下のように分けられています。
・男子
グループA:カナダ、アメリカ、ドイツ、中国
グループB:ロシア※、チェコ、スイス、デンマーク
グループC:フィンランド、スウェーデン、スロバキア、ラトビア
・女子
グループA:アメリカ、カナダ、フィンランド、ロシア※、スイス
グループB:日本、中国、チェコ、デンマーク、スウェーデン
※ロシアは試合出場制限の関係で、ロシアオリンピック委員会(ROC)での出場
ほかのルールに関しては以前の記事に書きましたのでぜひご参考いただければと思います。
内部リンク
アイスホッケーのルールに関しては こちら
メダル獲得・入賞者
アイスホッケー競技では『女子日本代表チーム』が6位入賞を果たしました。ぜひ以下のサイトから選手それぞれのプロフィールをチェックしてみてください。
YouTubeチャンネル、レッドイーグルス北海道:投稿動画より
リュージュ
ボブスレー、スケルトンとほぼ変わらないので下記に併せて解説します。競技種目は『男子1人乗り、女子1人乗り、2人乗り、チームリレー』が用意されています。
ボブスレー & スケルトン
リュージュはプラスチック製、ボブスレーとスケルトンは鉄製のソリを用いコースを速く滑走していく競技です。種目はボブスレーが『男子2人乗り、女子2人乗り、4人乗り、モノボブ』、スケルトンは『男子、女子』の種目が用意されています。それぞれの特徴を以下にまとめましょう。
・リュージュ
ハンドル、ブレーキなし
ソリは滑走部に足掛け、取手のみ
ソリに座った状態でスタート
仰向けに乗る
1人乗りは計4回、2人乗りは2回滑走
合計タイムを競う
チームリレーは上記3競技を1回ずつ滑走する
・ボブスレー
ハンドル、ブレーキあり
ソリは選手を包み込むような設計をしている
2人(4人)同時に走り、助走をつけスタート
座った状態になる
スタート位置から15メートル地点から計測開始
4回滑走し合計タイムを競う
モノボブは1人乗りでほぼ仰向け状態になる
・スケルトン
ハンドル、ブレーキなし
ソリは滑走部に取手だけ
助走をつけけスタート
うつ伏せに乗る
助走をつけた瞬間から計測
1人乗りで4回滑走し合計タイムを競う
YouTubeチャンネル、:投稿動画より
バイアスロン
『クロスカントリー + ライフル射撃』両種目を規定回数行い、その成績によって順位を争う競技です。ライフルを背負ってスキー滑走し、その途中で射撃をするという一見変わった競技となりますが、これは北欧の狩人が行っていた狩猟を競技化した経緯があります。スキーで上昇した心拍のなかライフル射撃で精神を集中させなければならないという、奥が深い競技でもあります。
種目数も多く以下のような種目が用意されています。
・スプリント
・インディビデュアル
・パシュート
・マススタート
・リレー
4人1組
・ミックスリレー
男女2名ずつ
・シングルミックスリレー
男女1名ずつ
たいへん種目が多い印象を受けますが、おおまかな違いは以下の通りです。また、通常のクロスカントリーと同じように男性より女性のほうが走行距離が短くなっているようですね。
・走行距離や射撃距離
・射撃姿勢
・射撃の失敗が重なるとタイムが加算
・標的は5つ、競技により3発の予備弾が用意される
・予備弾も使い切った場合
残る的の数×150メートルのペナルティー滑走
YouTubeチャンネル、一般社団法人日本バイアスロン連盟:投稿動画より
ライブ中継情報
日々熱戦が繰り広げられている北京2022オリンピック競技大会。これらの競技はテレビのほかインターネットでライブ配信されています。日本選手の戦いのみならず、世界各国の熱戦もライブ配信していたりしますのでぜひチェックしてみてください。
gorin.jpホームページ
こちら
気になる”外向的ボイコット”問題
昨今の新型コロナウイルス感染症に関して、また新たに『オミクロン株』などの驚異が危ぶまれていますが、北京オリンピックに関しては予定通り開催される流れとなりました。しかし、中国が内蔵する様々な問題により北京オリンピックを政治的にボイコットしようという動きが、アメリカなどから広がっています。
内部リンク
オミクロン株に関する情報は こちら
現在日本でも政府関係者の派遣を見送るなど独自の処置をとっているようです。スポーツの祭典と言われるオリンピックですから、なるべくどの国も選手たちへの影響が少なければ良いですね。
ちなみに、これまで派遣された歴代オリンピック選手は『日本オリンピック委員会』の公式サイト内で確認できます。もうすぐ始まるスポーツの祭典、楽しみですね!
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