2022年10月1日、栃木県宇都宮市で『いちご一会とちぎ国体』の開会式が行われます。とちぎ国体では37の正式競技、5つの公開競技、そして1つの特別競技が実施され、会期前実施競技を含め数多くの熱戦が繰り広げられました。開会式は『カンセキスタジアムとちぎ(栃木県総合運動公園 陸上競技場)』で行われ、主だった競技は以下の競技場で行われます。
・カンセキスタジアムとちぎ(栃木県総合運動公園 陸上競技場)
住所:宇都宮市 西川田2丁目4
開会式・閉会式・陸上競技
・栃木県グリーンスタジアム
住所:宇都宮市 清原工業団地32
サッカー など
・DAIKYOアリーナ佐野(アリーナたぬま)
住所:佐野市 戸奈良町21
バレーボール など
・日光運動公園野球場
住所:日光市 所野2832-2
軟式野球
・稲毛ヨットハーバー
住所:千葉県千葉市 美浜区磯辺2丁目8-1
セーリング
栃木県には海が無いので、海洋競技のセーリングのみ千葉県で行われます。わたしは栃木県日光市に住んでいまして、以前にも日光市で行われた冬季国体に関する記事を書きました。アイスホッケーを見に行きたかったのですが、残念ながら新型コロナウイルス感染症対策で一般客が入れず悔しい思いをしたことがあります。
今大会ではなんとか軟式野球の試合をすこしだけ観戦することができました! 詳細は『軟式野球』の項で書いていきます。
今回は、3年越しに行われた『いちご一会とちぎ国体』の実施競技を網羅的に紹介していきます。
国体とは? いちご一会とちぎ国体 競技一覧
国体とは『国民体育大会』の略称で、文部科学省・スポーツ庁・開催都道府県の協賛で開催されうスポーツの祭典です。都道府県対抗で競技が行われ、今年冬に行われた冬季大会と合わせた成績で総合優勝を決定します。
総合優勝都道府県には『天皇杯』が、女子総合成績優勝の都道府県には『皇后杯』が授与されます。2024年度(佐賀県大会)から名称が『国民スポーツ大会』に変更されます。
国体は会期前実施競技もあり、この記事を書いている2022年9月11日現在、すでに水球などいくつかの競技が始まっています。ここではとちぎ国体で開催される競技を網羅的に紹介していきましょう。なおすべての競技を網羅的に紹介していきますが、わかりやすいよう個人的にジャンル設定をしてみました。
陸上競技
主に陸上で行う競技をまとめます。競争要素はありつつも、基本的に個人の限界に挑戦するような種目が揃っていますね。
陸上競技
10月6日から10日にかけ行われます。陸上競技は短距離走、ハードル、障害物走、リレーなどの『トラック競技』と、走り幅跳び、棒高跳び、ハンマー投げなどの『フィールド競技』に分けられます。すこしだけ紹介しますが、詳しい競技種目は公式サイトをご確認ください。
・トラック競技
100,300,800m走
110mハードル
3000m障害
5000m競歩
・フィールド競技
棒高跳び
走り幅跳び
円盤投げ
やり投げ
いちご一会とちぎ国体
陸上競技の競技紹介は こちら
体操
10月9日に行われます。技の難易度、完成度、芸術性などを競います。国体で行われる種目は以下の通りです。
・体操男子
ゆか
あん馬
つり輪
跳馬
平行棒
鉄棒
・体操女子
ゆか
跳馬
段違い平行棒
平均台
・新体操
フープ
ボール
クラブ
リボン
団体(5人)
・トランポリン
新体操は5人1チームで行い、ボールなどを利用した個人競技の成績を足して競います。トランポリンは個人競技として行われ、予選は2種類の自由演技を行い、上位12名が決勝に進出します。
いちご一会とちぎ国体
体操の競技紹介は こちら
自転車
10月5日から9日にかけ行われます。自転車競技はすり鉢状の斜面がついた競技場で行う『トラックレース』と、一般公道を利用する『ロードレース』に分けられます。種目は以下の通りです。
・成年男子
1kmタイムトライアル
競輪
スプリント
ポイントレース
スクラッチ
4kmチームパシュート
チームスプリント
・女子
500mタイムトライアル
競輪
スクラッチ
チームスプリント
団体種目は純粋な着順を競いますが、個人成績はタイムや到達順位などを考慮してポイントが上下します。
いちご一会とちぎ国体
自転車の競技紹介は こちら
球技
ここではボールが関連する競技を紹介していきます。身体や道具でボールを打ったりキャッチしたり、同じ球技でもぜんぜん競技性が異なりますね。ボール扱いで良いかどうかわかりませんが『バドミントン』も球技カテゴリに含めました。
バレーボール・ビーチバレーボール
10月7日から10日にかけ行われます。6人制、通常ルールと同じくラリーポイント制でゲームを行います。少年種目のみ、準々決勝以下は3セット先取制を採用します。
ビーチバレーボールは全種目3セットマッチです。バレーボールに比べ16×8メートルと比較的狭いコートを使いますが、2対2でゲームを行うので多くのスタミナを要求されます。
いちご一会とちぎ国体
バレーボールの競技紹介は こちら
バスケットボール
10月2日から6日にかけ行われます。国体では10分4クォーターでゲームが進行し、同点の場合5分間の延長線で勝敗が決定するまで行われます。
いちご一会とちぎ国体
バスケットボールの競技紹介は こちら
ハンドボール
10月6日から10日まで行われます。1チーム7名(ベンチ含め12名)、前後半30分で行われ、同点の場合前後半各5分間の延長線を行い、第二延長の末同点の場合攻撃側とキーパーが1対1を行い勝敗を決します(7mスローコンテスト)。
いちご一会とちぎ国体
ハンドボールの競技紹介は こちら
ラグビーフットボール
10月2日から6日まで行われます。国体では成年男子、女子が7人1チーム、少年男子は15人1チームで行われ、少年女子はありません。ともに同じ大きさのフィールド(70m×100m)で行われます。成年男子、女子は前後半7分、少年男子は前後半30分で試合が行われます。成年のほうが試合時間が少ないのは意外ですね。
いちご一会とちぎ国体
ラグビーフットボールの競技紹介は こちら
サッカー
10月2日から6日にかけ行われます。ヨーロッパを中心に世界各地で絶大な人気を誇るサッカー。国体では前後半35分で行われる特徴があります。同点の場合はPK戦を行い、延長線は決勝のみ前後半各10分間行われます。
いちご一会とちぎ国体
サッカーの競技紹介は こちら
ボウリング
10月6日から10日まで行われます。個人戦と団体戦があり、成年男女はそれぞれ2人1チームと4人1チーム、少年男女はそれぞれ2人1チームで戦います。競技方式はデュアルレーン方式を採用し、同順位の場合1投ごとの平均点も重要になるため、最初から最後まで気が抜けない競技性があります。
・デュアルレーン方式
2つのレーンを用い交互に投擲する
レーンごとにコンディションが異なるため
公平性を喫しやすい
・得点方式
個人戦は前後半合わせ6ゲーム行い合計点を競う
決勝はさらに3ゲーム行い9ゲームの合計点を競う
団体戦は各選手3ゲームの競技を行いチームの合計点を競う
決勝はさらに3ゲーム行い6ゲームのチーム合計点を競う
いちご一会とちぎ国体
ボウリングの競技紹介は こちら
ゴルフ
10月5日から7日まで行われます。国体では個人戦と3人1チームの団体戦が行われ、2日あわせて36ホール分の成績を競います。団体戦の場合、チーム全員の合計スコアが考慮されるため、なるべくミスをしないようプレーする必要があります。
成年男子、少年男子、女子カテゴリが存在し、団体戦の成績がそのまま個人戦の成績になります。同順位の場合タイとなるのも特徴的ですね。服装やキャディーが指定されるなど、なかなか細かいルールがあります。
いちご一会とちぎ国体
ゴルフの競技紹介は こちら
ホッケー
10月2日から6日にかけ行われます。日光の旧今市市では、昔からフィールドホッケーが盛んで日本代表も多数選出されています。国体では15分4クォーター制で行われ、同点の場合は攻撃側1人とキーパー1人による8秒間の攻防が行われます(シュートアウト戦)。決勝及び3位決定戦のみシュートアウト戦は行われず、両チーム同順扱いされます。
いちご一会とちぎ国体
ホッケーの競技紹介は こちら
軟式野球
10月7日から10日まで行われます。ゲームは9回まで行われ、9回裏時点で同点もしくは試合開始から3時間経過した場合、ノーアウト1、2塁からのタイブレーク方式を採用します。わたしは個人的に野球が好きなので、できれば日光市での試合を見に行きたいなと思っています。
成年男子のみが登録されており、1チームの登録先取数は15名が上限です。
ユニークな試合展開を見せた雨天下の試合
今回運良く『日光運動公園』で行われた軟式野球予選を観戦することができました。ピッチャーが1球投げるたびボール交換を行うようなコンディションでしたが、それ故に普段見られないような面白い展開が待っていました。
最も強く印象に残ったのは、三塁線にボテッと転がったボールを、内野がファーストへ送球したプレーです。滑らないようにワンバン送球したつもりのボールは、水たまりにハマり「ピタァ」と着水。この結果にはファーストはじめ内野手全員が愕然とした表情で静止したボールを見つめていました。
膝に手を置きガックリとうなだれる野手陣の姿は今でも覚えてます(笑
いちご一会とちぎ国体
軟式野球の競技紹介は こちら
ソフトボール
10月8日から10日まで行われます。7イニングまで行われ、7回裏終了時点で同点の場合、ノーアウト2塁からのタイブレーカー方式になります。5回以降で7点差以上の場合コールドゲームとなります。
いちご一会とちぎ国体
ソフトボールの競技紹介は こちら
テニス
10月2日から5日にかけ行われます。国体では2名1チームの団体戦が行われ、以下のような流れで進行します。
① シングルス2試合を行う
② 1勝1負の場合
ダブルスを1試合行い勝敗を決する
各対戦は1ゲーム4ポイント先取制で進行し、相手に2ゲーム差をつけ8ゲームをとった方の勝利となります(8ゲームズプロセット方式)。
いちご一会とちぎ国体
テニスの競技紹介は こちら
ソフトテニス
10月7日から10日まで行われます。国体では7ゲーム先取制を採用し、5人1チームで『ダブルス → シングルス → ダブルス』の順に行い、先に2勝したチームが勝利となります。
いちご一会とちぎ国体
ソフトテニスの競技紹介は こちら
卓球
10月1日から5日にかけ行われます。国体では3人1チームで構成し、最大5戦まで行うシングルスの団体戦で進行します。11ポイント先取制の3ゲーム先取マッチです。各種別ごとにブロック大会予選がありますが、少年女子だけは本大会に直接出場できます。
いちご一会とちぎ国体
卓球の競技紹介は こちら
バドミントン
10月7日から10日まで行われます。国体では3人1チームで『ダブルス → シングルス → ダブルス』の順に行い、先に2勝したチームが勝利となります。
いちご一会とちぎ国体
バドミントンの競技紹介は こちら
格闘技
ここでは格闘技を紹介していきます。互いの身体を鍛え、あるいは道具を用いて戦う姿は見る人を熱狂させてくれますね。それぞれの競技の決め手や攻略性などの差も注目してみましょう。
相撲
10月1日から3日まで行われます。国体では団体と個人戦があり、団体戦は3人1チーム(少年男子は5人)で構成されます。この競技は男子だけで女子の登録はありません。
いちご一会とちぎ国体
相撲の競技紹介は こちら
柔道
10月8日から10日まで行われます。国体では5人1チームによる団体戦が行われます。1試合4分間、勝敗の決定基準はおなじみの『一本・技あり』のほか『僅差』というものがあります。僅差については以下の場合、指導が少なかった側を勝者とするルールです。
① 双方の選手間に技による評価がない、もしくは同等
② “指導“の差が2以上ある
※ “指導“の差が1以下の場合引き分けになる
いちご一会とちぎ国体
柔道の競技紹介は こちら
レスリング
10月2日から5日にかけ行われます。試合は3分2ピリオドで行われ、全身を自由に使える『フリースタイル』、上半身の攻防のみで行う『グレコローマンスタイル』の2種目が行われます。各種重量による階級制がありますが、ここにまとめると長くなってしまうので下記サイトをご参照いただければ幸いです。
チーム選手人員
・成年男子
1チーム6名以内
・女子
1チーム2名以内
・少年男子
1チーム7名以内
いちご一会とちぎ国体
レスリングの競技紹介は こちら
ボクシング
10月6日から10日にかけ行われます。国体では以下の階級戦が行われます。
・成年男子
ライトフライ
フライ
バンダム
ライト
ライトウェルター
ウェルター
ミドル
ライトヘビー
・少年男子
ピン
ライトフライ
フライ
バンダム
ライト
ライトウェルター
ウェルター
ミドル
・成年女子
フライ
成年男子、女子は3分3ラウンド。少年男子は2分3ラウンドで行われ、成年女子と少年男子はヘッドギア着用がルールです。
いちご一会とちぎ国体
ボクシングの競技紹介は こちら
空手道
10月2日から4日まで行われます。国体では以下の種目が用意され、個人戦のほか5人1チームの団体戦もあります。
・組手
1対1の試合形式
”寸止め”を前提とした攻撃
一本、技ありなどのポイント制
階級制あり
重量級:75kg以上
中量級:65~75kg
軽量級:65kg以下
・形
”敵に囲まれた状況”を想定した演舞を行う
技の正確さ、力強さなどの総合力を評価する
・5人制のチーム編成
成人男性3名
成年女子もしくは少年女子1名
少年男子1名
いちご一会とちぎ国体
空手道の競技紹介は こちら
剣道
10月3日から5日まで行われます。国体では5人1チーム、成年女子のみ3人1チームの団体戦が行われます。原則2本先取制ですが、試合時間の都合で多少の変更があります。時間内に勝敗が決しなかった場合1本先取の延長戦が行われます。
戦う順番によりそれぞれ出場できる年齢が定められています。たとえば成年男子の大将は1967年4月1日以降に生まれた者とあるので、幅広い年齢層の戦い方が見られます。経験者にとっては興味深いところですね。
いちご一会とちぎ国体
剣道の競技紹介は こちら
銃剣道
10月8日から10日まで行われます。樫の木などで作られる長さ166cmの“木銃“を用い、刺突ポイントにより勝敗を競います。銃剣と呼ばれますがモデルは『槍』です。国体では3人1チームで行われ、2本先取で勝敗を競います。
成年男子と少年男子のみが参加し、女子は参加しません。1試合5分間で延長戦は2分、勝敗が決しない場合判定に持ち込まれます。
いちご一会とちぎ国体
銃剣道の競技紹介は こちら
なぎなた
10月2日から4日まで行われます。剣道と同じく『面・小手・胴・咽頭』のほか『脛』への打撃も有効になります。国体では3人1チームの団体戦のほか、2人1チームの演技も行われます。成年女子、少年女子のみが参加し、男子は参加しません。
・試合
試合時間3分、延長2分、勝敗が付かない場合審判の判定
時間内に2度有効打を与えた側の勝利
・演技
”しかけ・応じ”の役割を演じる
3本行い、複数の審判がそれぞれ旗を挙げ勝者を判定する
いちご一会とちぎ国体
なぎなたの競技紹介は こちら
フェンシング
10月2日から5日まで行われます。国体では3人1チームの団体戦が行われ、以下の種目で争われます。
・フルーレ
胴体全体が有効打となる
・エペ
全身が有効打となる
・サーブル
上半身が有効打となる
男女ごとに行われる競技がことなります。
・成年男子
フルーレ・サーブル
・成年女子
フルーレ・エペ
・少年男子
フルーレ
・少年女子
フルーレ
いちご一会とちぎ国体
フェンシングの競技紹介は こちら
水中・水上競技
水中、水上で行うスポーツを紹介していきます。水上競技はスピードを競うものですが、船の形により競技性がまったく異なるのがおもしろいですね。水球は水泳のいち競技として紹介されていたのでこのページでも同じように扱いました。
水泳
9月10日から19日にかけ行われます。定められた距離を泳ぎ切る『競泳』、一定の高さから水面に跳ぶ『飛込』、水中で行う球技『水球』など多岐にわたります。動きが制限される水中での球技はとても見応えがありますね。
・競泳
スタイル
自由形
背泳ぎ
平泳ぎ
バタフライ
個人、フリーメドレー
メドレーリレー
距離
50m
100m
200m
400m
・飛込
飛板飛込と高飛込競技がある
使用する高さは申告制
いずれも自由選択飛演技
女子は5。男子は成年、少年とも6演技(逆立ち状態ではじまる)
・水球
少年男子および女子のみ参加
7人制計4ピリオド。ルールは13人制に準ずる
少年男子は4ピリオドすべて8分。女子はすべて5分
女子は決勝トーナメントのみ8分間行う
・アーティスティック
少年女子のみ参加
デュエット競技(2人1組)が行われる
演目
テクニカルルーティン(2分20秒前後の演技)
フリールーティン(3分前後)
・オープンウォーター
自然環境のなかで行われる水泳競技
男子、女子カテゴリで実施
距離は5km
いちご一会とちぎ国体
水泳競技の競技紹介は こちら
カヌー
10月7日から10日まで行われます。国体では以下の種目が設けられています。
・スプリント
流れのない河川もしくは湖の中、直線コースの走破時間を競う
200m、500mの種目がある
カヤック(両端に水かきがある)
カナディアン(片側のみ水かきがある)
・スラローム
激流のなかカヌーを漕ぎ、設置されたゲートをくぐり走破する時間を競う
ポールを通過しない、接触した場合減点
距離は150~400m
15ゲート,25ゲートの種目がある
成年男子、女子のみ
・ワイルドウォーター
岩などの障害物を回避しつつ、激流のなか一気に下り走破タイムを競う
450~400m、1500mの種目がある
成年男子、女子のみ
いちご一会とちぎ国体
カヌーの競技紹介は こちら
ボート
10月1日から4日にかけ行われます。国体では小さな湖(渡良瀬遊水地)が会場となり、1000メートルの直線コースを走破した順番を競います。使用するオールの数により種目が異なります。
・スイーブ種目
オール1本で行う。国体で行う競技は以下のとおり
船手付フォア(漕ぎ手4人、船手1人)
・スカル種目
オール2本で行う。国体で行う競技は以下のとおり
船手付クォドルプル(漕ぎ手4人船手1人)
ダブルスカル(漕ぎ手2人)
シングルスカル(漕ぎ手1人)
いちご一会とちぎ国体
ボートの競技紹介は こちら
セーリング
10月2日から5日にかけ行われます。栃木県は海なし県ですので、セーリングは千葉県千葉市にある『稲毛ヨットハーバー』で行われます。
海上に設置された2、3箇所の部位を順番に回航し、ゴールした順番を競う競技です。国体では以下の種目を行います。
・国体ウインドサーフィン級
・ヨット
2人乗り470級
セーリングスピリッツ級
420級
1人乗りレーザー級
レーザーラジアル級
いちご一会とちぎ国体
セーリングの競技紹介は こちら
射的
標的を狙い獲物で射抜く競技を紹介していきます。競技の多くは中央付近に命中すると高得点になる特徴があるようです。最長70メートル先のターゲットを射抜く集中力は、見る人が生唾をのむほど張り詰めた雰囲気がありますね。
弓道
9月10日から13日まで行われます。国体では近的、遠的の2種目行われ、遠的では中心に近いほど高得点になります。3人1チームの団体戦で行われ、総得点を競います。
・近的
距離28m、的直径36cm、傾斜5度
1団体24射(各4射2回)、決勝では12射(各4射1回)
国体では坐射で行う
・遠的
距離60m、的直径100cm、傾斜15度
1団体24射(各4射2回)、決勝では12射(各4射1回)
国体では立射で行う
いちご一会とちぎ国体
弓道の競技紹介は こちら
アーチェリー
10月8日から10日まで行われます。弓道より細かく点数が設定され、国体では3人1チームによる団体戦が行われます。
・射数
72射
・距離
70m
・的の直径
122cm
・姿勢
立射
いちご一会とちぎ国体
アーチェリーの競技紹介は こちら
ライフル射撃
10月6日から9日まで行われます。射撃競技の例にもれず決められた姿勢で、決められた距離にある的を射抜き、命中した点数により勝敗が決まります。種目は多岐にわたるので要点をまとめます。
・距離
10m
25m
50m
・姿勢
以下のうちいずれかもしくは全て
立射
膝射(ヒザを立て構える)
伏射(うつ伏せになって構える)
・銃
エア・ピストル
ビーム・ピストル
ライフル
エア・ライフル
ビームライフル
いちご一会とちぎ国体
ライフル射撃の競技紹介は こちら
その他
ここでは上記のカテゴリに属さない競技を紹介します。陸、水の両要素を併せる『トライアスロン』、唯一動物と協力する『馬術』など魅力ある競技が揃っていますね。
トライアスロン
10月2日に行われます。成年男子、成年女子のみが行い、国体では各種目以下の距離を走破します。適度なスタミナ管理が求められ、それぞれの競技へ移行する速度も求められる奥の深い競技性です。
天候により種目が変更される場合もあります。
・スイム
1.5km
・バイク
40km
・ラン
10km
いちご一会とちぎ国体
トライアスロンの競技紹介は こちら
馬術
10月6日から10日まで行われます。唯一人間以外の動物が参加する競技で、国体では以下の種目が用意されています。
・馬場馬術
3種の歩き方を通し、様々な運動を行う
常歩、速歩、駈歩
・障害飛越
場内に設定された障害物を飛び越し
スピードや技量を競う
・国体総合馬術
上記2種の合計点を競う
いずれも馬との共同作業がカギとなり、審判が芸術性と技量を判断する採点競技です。
いちご一会とちぎ国体
馬術の競技紹介は こちら
スポーツクライミング
10月2日から4日まで行われます。国体では2人1チームの団体戦で、種目は以下の通りです。
・リード
高さ12m、幅3mの壁を登る
制限時間6分
1度の落下で即終了
・ボルダリング
高さ5mの壁が4つあり、それぞれ課題が設けられる
制限時間4分
制限時間内であれば何度でもチャレンジ可能
クリア数が同じ選手がいた場合、落下数が少なかった側の勝利
いちご一会とちぎ国体
スポーツクライミングの競技紹介は こちら
ウェイトリフティング
10月6日から10日にかけ行われます。男子は9階級、女子は4階級が行われ、3回のチャレンジで成功した最高重量が記録となります。種目は以下の通りです。
・スナッチ
床に置いたバーベルを一連の動作で
頭上に一気に引き上げる
・クリーン&ジャーク
床に置いたバーベルを一度胸の上まで引き上げ
下半身と腕力で頭上に上げる
スナッチ、クリーン&ジャーク及びトータルの順位を競います。
いちご一会とちぎ国体
ウェイトリフティングの競技紹介は こちら
特別競技・公開競技
とちぎ国体では1つの特別競技、5つの公開競技が行われます。公式競技と同じく都道府県対抗で行われますが得点対象になりません。
高等学校野球(軟式・硬式)
硬式、軟式いずれも10月2日から5日にかけて行われます。個人的に準硬式が無いのが悔やまれますが、わたし自身準硬式野球に詳しくないのでまあ良しとしましょう。正式競技である軟式野球と同じく、9回終了時点で同点の場合ノーアウト1、2塁のタイブレーク方式が採用されています。決勝のみ両校1位扱いになります。
以下、公開競技はリスト化して紹介します。
・綱引き
6月25日 ~ 26日に実施済み
成年男女混合優勝:石川県
成年男子優勝:宮城県
成年女子優勝:秋田県
・ゲートボール
9月3日 ~ 4日に実施済み
・グラウンド・ゴルフ
9月17日 ~ 18日に実施
・パワーリフティング
9月17日 ~ 19日に実施
・武術太極拳
9月24日 ~ 25日に実施
とちぎ国体は終了してしまいましたが、今後10月29日より開催される『第22回 全国障害者スポーツ大会』に聖火が引き継がれています。また、とちぎ国体の一部試合はネット上でアーカイブ配信されています。県外や用事があって観戦できず悔しい思いをされた方、ぜひアーカイブ配信で選手たちの活躍を振り返ってみましょう!
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