
“今”注目される日本スポーツの祭典 北京の冬より”日光の冬”
2022年1月24日より、栃木県にて『第77回国民体育大会』が開催されました。ここ2年ほどコロナウイルス感染症関連による影響で中止されていましたが、今年は無事開催が決定し、冬季大会の開始式は『日光市今市文化会館』にて行われました。
昨今世間で大賑わいなスポーツの祭典と言えばみなさんご存知『北京オリンピック』でしょうが、わたしのなかではこの『いちご一会とちぎ国体』こそが“真のスポーツの祭典”だと勝手に思っております。ということで、今回はいちご一会とちぎ国体の概要、とくに冬季大会について書いていきましょう。
2022年10月11日、いちご一会とちぎ国体すべての競技が終了しました。地元栃木県、強豪東京都、冬季大会で一歩リードした北海道など各都道府県代表が熱戦を繰り広げた本大会の結果は以下のページで確認できます。
内部リンク
いちご一会とちぎ大会 秋季大会の結果は こちら
そもそも”国体”ってなに? 日本全国のアマチュアの祭典
国民体育大会は『文部科学省・日本スポーツ協会・開催地の各都道府県』の共催で開催されるスポーツの祭典です。文部科学省とありますが、多くは文部科学省外局である『スポーツ庁』が関わっていると思われます。9月ごろに開催される本大会のほか、1月より開催される冬季大会、これらの大会が終了した後に行われる全国障害者スポーツ大会をまとめて『国体』と称します。
正式競技を各都道府県対抗で競い合い、それらの成績を重ねた総合ポイントを争います。1位の都道府県には杯が贈られ、男子に『天皇杯』、女子に『皇后杯』が授与されます。オリンピックのような聖火リレー(国体では炬火リレー)などみなさんがイメージする『開会式・閉会式』だってあります。とちぎ国体においては『カンセキスタジアムとちぎ(栃木県総合運動公園陸上競技場)』が主会場として機能するようですね。
オリンピックが国を代表するアマチュアの祭典ならば、国体は都道府県を代表するアマチュアの祭典です。出場者は企業でバリバリ活躍するサラリーマンだったり、各スポーツ団体に所属する方だったり、高校生や場合によっては成人に混ざって中学生も参加することができます。どんな方でも参加の可能性がある夢の祭典。それこそが国体なのです。
日本スポーツ協会(JSPO)
国民体育大会の概要については こちら
いちご一会とちぎ国体とは?
いちご一会とちぎ国体は『夢を感動へ。感動を未来へ。』をスローガンとして、栃木県主催として開催されます。マスコットキャラクターの『とちまるくん』がそのまま大会公式マスコットっキャラになるようですね。
国体には大会歌として『若い力』がありますが、それとは別に大会ごとでイメージソングも作成され、地元に縁ある歌手が歌う伝統があります。栃木県の場合は栃木県壬生町出身の『サトウヒロコ』氏が担当します。
ちなみに歌『いちご一会』の作詞・作曲は千葉県在住の方が公募から選ばれました。
YouTubeチャンネル、いちご一会とちぎ国体2022:投稿動画より
いちご一会とちぎ国体
イメージソングの視聴は こちら
どのような競技が行われる?

いちご一会とちぎ国体、冬季大会で行われる栃木県での正式競技は以下の通りです。
・スピードスケート
競技場:日光市霧降スケートセンター
・フィギュアスケート
競技場:栃木県立日光霧降アイスアリーナ
・ショートトラック
競技場:いまいち青少年スポーツセンター、屋内スケートリンク
・アイスホッケー
競技場:栃木県立日光霧降アイスアリーナ
日光市細尾ドームリンク
いまいち青少年スポーツセンター、屋内スケートリンク
実地競技は日本スポーツ協会の規定によって定められており、各競技ごとに総ポイント数も定められています。たとえば『オリンピック種目』であるとポイントが高くなるようです。この規定は定期的に見直されているので、年によってその競技の“価値“が変化するのが興味深いところ。
残念ながら栃木県は良いスキージャンプ台などが無く、スキー競技は秋田県が担ってくれるようです。ありがとう秋田県。
冬季大会の開催期間は『1月24 ~ 1月30日』の7日間。表彰式は『花衣の館 日光千姫物語』で行われるようですね。以前仕事でよくお世話になっていましたが、落ち着きがあってとても高級感あふれるお宿でした。全国から集まってくる出場者の方には、ぜひ日光市の魅力を味わっていただきたいです。
花衣の館 日光千姫物語
公式ページは こちら
観戦できる?
残念ながら、試合会場での観戦は新型コロナウイルス感染症関連の問題のため不可能です。日光市民として観戦してみようと思っていただけに悔やまれますね。
試合に関してはライブ中継が対応しております。Youtubeなどの動画共有サービスではなく『国体チャンネル』にてライブ配信がされました。現在ライブ配信用のフォーマットが完成しており、いちご一会とちぎ国体や過去の動画も見ることもできます。
国体チャンネル
公式ホームページは こちら
個人的に注目しているところは? 注目選手の紹介!

個人的に注目してるのは『アイスホッケー』ですね。とくに少年部門の選手一覧を見た時は思わず吹き出しました。

実質”日光明峰高等学校アイスホッケー部“じゃねーか! いち高校が全国の猛者とやりあうのか、胸が熱いな
選手のみならず監督の『中西翔一』氏も日光明峰高等学校教諭という徹底ぶり。ちなみに中西氏は日光市アイスホッケーの名門『H.C.栃木日光アイスバックス』に籍を置いたこともある元プロ選手で、アイスバックスが弱小と揶揄されていた時代に奮闘していたフォワードです。当時の彼の胸中が赤裸々に語られている『アイスタイム 鈴木貴人と日光アイスバックスの1500日』が現在好評発売中ですので、応援の際はこの本を片手に観戦してみるのも良いですね。
――残念ながらアイスホッケー男子少年の部、栃木代表は新型コロナウイルス感染者が出てしまったために棄権となりました。選手たちのことを思うと残念でしかたありませんが、悔しい気持ちは今後のアイスホッケー人生にぶつけてほしいですね。
わたし自身、最近アイスホッケーの試合を見に行ってしまうほどハマッております。秒単位で攻防の入れ替わる変化の激しいスポーツです。試合会場は寒かったですけど、選手の奮闘を目の当たりにしたらそんな寒さも吹っ飛ぶほど心が熱くなりました。
機会があればまた観戦してみたいでね、こんどはもっと良い席を確保して。
美の国あきた鹿角国体2022
2022年2月17日(木) ~ 20日(日)までの4日間、伝えよう感動 繋げよう絆をスローガンに、秋田県鹿角市にて国体スキー競技が行われました。去年開催予定でありながら、コロナウイルス関連の問題であえなく中止となり、今年はリベンジに燃えている鹿角市。
『鹿角市文化の杜交流館コモッセ』を開会式場に熱い戦いが繰り広げられ、無事終了しました。
秋田県、美の国あきた鹿角国体2022
公式サイトは こちら
スキー競技で行われる種目を簡潔にまとめました。すべて『花輪スキー場』を舞台に行われる競技ですが、みなさんが興味ある競技はあるでしょうか?
・ジャイアントスラローム
・クロスカントリー
・スペシャルジャンプ
・コンバインド(ノルディック複合)
→ ジャンプ
→ クロスカントリー
スキー競技日程を終えた全種目で1位を目指すことになります。アナタの都道府県は何位でしょう? ぜひ上記のリンクで確かめてみてください。
全競技結果
2月20日(日)をもって、秋田県におけるスキー競技の全日程が終了しました。新型コロナウイルス感染症対策のため、開会式は中止となりましたが、全日程を無事終えることができましたね。最終的な結果はどうなったのでしょうか? 男女共に一覧で見ていきましょう。
男子の部
1位:北海道 466.00点
2位:長野県 402.00点
3位:東京都 171.00点
女子の部
1位:長野県 163.00点
2位:北海道 146.50点
3位:福岡県 99.00点
日本ウィンタースポーツ界の柱である『北海道・長野県』が揃って1位と2位を独占する形となりました。いずれも他都府県を大きく突き放す成績を残し、男子は3位東京都と200点以上、女子は50点近くも差を広げての順位となりました。
男子2位の長野県は北海道に追随するもアイスホッケー競技で結果を残せず、他2競技合計ポイントでは上回っていただけに悔いが残る結果かもしれません。女子は北海道との接戦のなか、長野県がひとつ抜けた形。福岡県はウィンタースポーツ競技として不利な九州勢として孤軍奮闘。男子も9位(136.00点)と活躍しました。
ちなみにわたし(犬物語)の出身地である栃木県。男子が7位(140.00点)、女子が12位(52.00点)という結果でした。開催地の意地としてアイスホッケーをはじめ結果を残し、秋田の地でも『スペシャルジャンプ・ジャイアントスラローム』でポイントを獲得するなど奮闘しました。来年はスケート・アイスホッケー競技を青森県で。スキー競技を岩手県で行なう予定です。今年出場を断念せざるを得なかった日光明峰高等学校のみなさんには、ぜひリベンジを期待したいですね。
日本全国のアマチュアが参加する国体。ウデに自信があるならアナタも競技者として参加してみてはいかがでしょう?
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