【南海トラフ】地震予知は可能ですか?【かならず来ます】

YouTubeチャンネル、株式会社ティーファイブプロジェクト:地震速報のライブ配信

テレビなどの”地震予知”はただしい? 地震予知に関するわかりやすい解説

 テレビではよく巨大地震に関する話題が取り上げられますね。南海トラフ巨大地震に関して、東京に津波が襲う映像などを流しており、アナウンサーが「今後10年以内に震度5以上の巨大地震が起こる確率は80%」などと報じているシーンを見たことがあるのではないでしょうか?

 地震予知は範囲を絞らなければ充分に可能です。とはいえ日本は地震大国ですから10年以内に震度5以上の地震がありそうだなぁと日本人ならだれもがイメージできると思います。では『2025年1月1日、東京都直下型の震度7以上の地震が起こる』といった感じに、その日をダイレクトに予測することはできるでしょうか?

 政府が公表している『全国地震動予想地図』は東日本大震災を予測できず、さらに能登半島の地震も予測できていませんでした。国はその予想図をもとに地震防災対策を検討しています。

 現在の科学力では地震予知は不可能です。地震はどうやって起こるのでしょうか? 地震予知のためのポイントはどこにあるのでしょうか? 報道でよくある南海トラフとは何なのでしょうか?

政府地震調査研究推進本部(地震本部)
 全国地震動予測地図は こちら

地震予知に関するわかりやすい解説 そもそも地震はなぜ起きるのか?

YouTubeチャンネル、kazufukuda:投稿動画より

 日本は複数のプレートがせめぎ合っています。

① ユーラシアプレート
② 北アメリカプレート
③ フィリピン海プレート
④ 太平洋プレート

 日本は『①・②』の上にあって『③・④』のプレートが下にもぐりこんでいきます。四国の南側までユーラシアプレートがあり、その下にフィリピン海プレートがもぐりこんでいく構造になっており、その境目が南海トラフと呼ばれています。

 プレートが沈み込んでいくと、もう片方のプレートがそれに押し沈められてしまいます。力がかかって、ある程度動かされイッキに戻ることで地震が発生するのですね。

その他の地震

 地震にはもうひとつスロースリップと呼ばれるものがあります。通常の地震のような、プレートの急激な戻りが起こらずゆっくり戻る現象で、発生したことに気づくかないレベルの地震になります。

 また、沈み込むプレートからのエネルギーによって、大陸側のプレートのあちこちで歪みが起こり、それらがズレることでも地震が発生します。

テレビで取り上げられる”南海トラフ”とは?

 南海トラフは日本の西側にある『ユーラシアプレートとフィリピン海プレートの境目』です。おおよそ中部地方の南側から沖縄方面まで幅広い領域に広がっています。

 政府は、過去の文献や事例をもとに“今後30年以内マグニチュード8クラスの南海トラフ巨大地震が発生する確率は70 ~ 80%”と発表しました。ほか、内閣府が想定している内容には以下のようなものがあります。

・地震、津波によりおおよそ
  76.9万 ~ 151.5万棟全壊
・地震、津波によりおおよそ
  15.5万 ~ 28.3万人死者
・災害によりおおよそ

  2,410万 ~ 2,710万軒停電

 ほかインターネット、水道、ガスの被害。道路や空港、港など交通状況の悪化などが想定されており、国が南海トラフ地震を警戒してることがわかりますね。

 これだけ大規模の災害が予想されているので、できれば地震そのものを予知して対策しておきたいですよね。そのようなことが可能なのでしょうか?

南海トラフは予知可能か?

 国は今後30年に南海トラフ地震が起こる確率を70 ~ 80%と見積もりましたが、その根拠はなんでしょうか?

 ひとつは過去の文献にあります。過去の日本にも南海トラフによる地震が発生しています。

1099年:康和南海地震
1361年:正平南海 / 正平東海地震
1498年:明応地震
1605年:慶長地震
1707年:宝永地震
1854年:安政東海 / 安政南海地震
1944年:昭和東南海
1946年:昭和南海地震

 上記をよく見ると、おおよそ100 ~ 150年スパンで南海トラフ地震が発生しています。政府はこれを根拠に上記の確率を打ち出しましたが、たとえば地質調査をしたなどの情報は掲載されていません。

内閣府、防災情報のページ
 南海トラフ臨時情報に関しては こちら
 南海トラフの被害想定は こちら

緊急地震速報と南海トラフ

 気象業務法第13条により、気象庁は地震に関する予報と警報をする義務があります。震度5以上の地震は『緊急地震速報』として、多くのテレビでは既存の番組を中断して地震に関する報道をしますね。

 その他、震度6弱以上などの地震では『特別警報』が運用されます。地震速報では以下のような情報を提供しています。

・地震の発生時刻、場所
・地震の規模(マグニチュード)
・予測される最大震度と地名(震度4以上の場合)
・揺れの到達時刻

気象庁
 緊急地震速報に関しては こちら
e-Gov法令検索
 気象業務法全文は こちら

 2024年1月1日、能登半島で大きな地震があったように、地震はわたしたちの都合に関係なくやってきます。それぞれが自分でできることを想定して動かなければなりませんね。

 災害時の避難経路を確認するだけでなく、避難所でトイレなどの対策をしたり、水や食料などを備蓄しておくと良いでしょう。必要なものリストを作ってひとつひとつ購入するのはとてもタイヘンですが、それらのセットをまとめて購入しておくと安心ですね

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